前回アップした漫画の中の下記コマの集中線。
この集中線もかなり「なんちゃって」で描いていますがやはりアナログの頃の悩みで
「自由な楕円を使った作画が難しい」
というのがありました。よって、前回から今後に反映するため、そして情報共有として今回はそれについて記事にしました。
Contents
現状
通常、集中線は「真円」で描くことが多いと思います。
理由はやはりシンプルに描けるからで、中心点と(必要があれば)どこらへんまで線を引くかを決めてしまえばあとはデジタルなら集中線定規なり、アナログなら画鋲と定規を使えば作画するだけになります。
いっぽう、よくあるウニフラッシュを描こうと思うと楕円に無理やり「真円」のウニフラッシュを割り当てるので、ウニの形状が若干不自然に見えてしまいます。
ウニフラッシュのテンプレートを使ったり、集中線ツールを使うというのもありますし正直大半はこれらでなんとかなると思いますが、「ツールだと思ったものが描けない」「正確性は求めないが楽に速く描きたい」という場合、どうやって描くかをまとめました。
やりかた
今回取り上げたようなきっちりしていない場合は定規を設置して切り替える方法を使うと簡単かもしれません。
1.定規を設置する
複数定規を設置していくのですが、ポイントは下記のようになります。
- 定規の交点を1か所にしない(普通の集中線と同じになるから)
- 範囲や要求する細かさによるが、定規は複数あるとよい
- 楕円のもつ2点の焦点を意識する
3は数学の話になりますが、楕円は焦点が2つ存在します。作画上は、2つの焦点を結ぶ直線を意識し、とくに最も短い辺(短辺)は焦点間の中点、長辺は2つの焦点をは設置する流れで定規を設置するとよいと思います(下記画像を参照)
ただどれも「おおざっぱ」でよいとおもいます。
2.定規をCtrl+4で切り替えながら作画する
複数設置していても、定規の選択はCtrlを押しながら4を押すことでで切り替えることができます。
1でアップした画像は説明用のため粗目ですが、ある程度線が引けて角度を変えたくなったら次の定規を選択する・・・というのを繰り返します。
ただ、選択される順序は定規を作成した順序である点に注意を。
3.集中線に問題なければ完了
問題というか、納得できる放射線ができたら完了です。
精度を考慮しなければ、ツールはなくてもよいと思います。
とはいったものの
実はツールの存在はこの記事を書いている時点で気づきました(^-^;
個人的にツールの場合「どーもこれだと何か違う・・」と悩んでしまうため、ツールだと悩んでしまう人向けかもです。
そしてある意味こうやって知識を共有しようとすることは、読む人のためであり自分の学びのためでもあるのかなあとも思いつつ、今日は以上にしたいと思います。